書籍「1行書くだけ日記」レビュー

日記を毎日つけて、自分の行動の振り返りをしよう。
日記を毎日つけて思考や感情の整理をしよう。

理由はなんにせよ、日記をつけようと思ってやり始めた。その後、どのくらい続けられていますか?
私は日記をつけることの大切さは実感していて、いつも「よし、今回こそ!」という気持ちで始めるものの、続かないのですよ。
最初の1週間くらいは割と長めに細々書いてしまって、その後はちょっと面倒になって、だんだん文章量が少なくなり、その日にあったことを箇条書きに書くだけになり、そのまま放置という流れ。

そんな、日記を継続したいけど続けられた試しがない、という私みたいな人間も続けられそうな本を紹介します。

 

この本の著者は、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長やLINEヤフーアカデミア学長などを務める伊藤羊一さんです。

https://www.youichi-itou.net/

 

伊藤さんは、毎日の日記と振り返りを続けることで、自分のやるべきことややりたいことを見つけて、大きく人生を変えたそうです。 

この本では、伊藤さんが試行錯誤を重ねて完成させた、簡単で誰にでも効果が出るメソッドを公開しています。 1行日記は、紙でもアプリでもカレンダーでもなんでもいいので、気軽に始めることができます。 自分の人生を今からでも後悔しないで生きたい人には、ぜひ読んでみてほしい本です。

 

✅本書で紹介されていること

  1. 1行だけの日記の書き方や振り返りの方法
  2. 気づきを行動につなげる方法
  3. 小振り返り、中振り返り、大振り返りといった3つの振り返り方法

 

 

1行日記の全体像

 

「書く」と「振り返る」の2つのフェーズ

フェーズ1  書く(やったこと)
①今日やったことを1行書く

 

フェーズ2  振り返る

②やったこと・起こったことについて、自分にとっての意味を考える

③そこでの気づきは何かを考える

④次にやるべきことを見つけたら、行動する

 

書いて振り返ることの効能

書いて振り返ることでよいことがあります。

  • より客観的に自分を知ることができる(メタ認知
  • 自己肯定感が上がる
  • 過去と現在をつなげる線が見えるようになる

 

1行日記の具体的な書き方

 

書き方

✅書く

  • 1行書くだけ→どんなに忙しい人でも毎日続けることができる
  • 書く場所は何でもいい→デジタルでもアナログでもOK
  • 書くことを取捨選択する→必要な体験を言葉にする
  • できるだけポジティブな表現で書く
  • 後で思い出せるようなキーワードを入れておく

 

✅振り返る

  • 「自分にとってどんな意味がある?」と問う
  • 「自分にとっての意味」を考えて気づいたことを書く
  • 気づきを踏まえて、とるべき行動を見つけたら書く(必須ではない)

 

✅書き足す

  • 事あるごとに読み返して、考える
  • 後から読み返して、気づいたことを書き足す
  • 何回も見直して、何回も書き足す

 

3つの振り返り

小振り返り:その日に起こった出来事を振り返る(毎日)

中振り返り:小振り返りをつなげて、共通点発見や他に応用(1週間に1度)

大振り返り:自分の目指す方向に向かっているかを振り返る(半年から1年に1度)

 

1行日記から得た気づきを行動につなげる

  • 仕事や勉強だけでなく、運動やダイエットにも使える
  • 気づきは本音を書く

続ける秘訣

習慣化は強い味方

「自分を信じて、過去を振り返り、自分を理解して、未来を考える時間をつくる。その繰り返しの時間こそ大事」

 

感想

毎日書くのは1行だけなので、自分にも出来そうと思いました。後から何回書き足してもいいので、まずはとにかく1行書くということを習慣化しよう!

 

書く前にその日の出来事の中で、何を1行として残すのかが重要だと思います。そこに、その人ならではの価値観が反映されると思います。