書籍「自炊力」レビュー

普段料理をしない人間にとって、買い物でつまずくことがあります。

買い物ってホントは難しい。

今回は書籍「自炊力」を紹介します。

 

 

普段自分のため、家族のために料理をする人間でさえ買い物は重労働。仕事が忙しくて、疲れた身体で立ち寄るスーパーマーケット。疲れますね。しんどい。

この本は料理をつくる力ではなく自炊力について書かれています。

まず、いかに買うか

料理をしなくても、ちょっと買うものに気を遣うだけで違います。仕事が忙しくて作れない、家族のために毎日作っているけど正直しんどい時がある、という人の心も軽くしてくれる一冊です。

著者紹介

著者は白央篤司さんです。

フードライター。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経てフリーに。日本の郷土食やローカルフードをメインテーマに執筆。著書に『自炊力 料理以前の食生活改善スキル』(光文社新書)、『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)などがある。Amazonより引用

「自炊力」とは

  • 自分で買い物に行って、その場で献立を決められる
  • 食材の質と値段のバランスを考えつつ買い物ができる
  • そのときに買ったもの、家にすでにあるもの取りまぜつつ、数日分の献立を作り回していける
  • なおかつ栄養バランスを考えられる

 

自炊力をつけるために、テレビでファンになれる料理家を見つける、というところから徐々にステップアップしていきます。

料理番組が伝えるものは料理のレシピとプロセスだけではありません。料理する人のヒストリーや人間性、料理に対するスタンスや哲学を感じられて、共感できる料理家を見つけるとよいと書かれています。

また、切り方ひとつで料理の味が変わるので、下ごしらえから見せてくれる番組を探すこともポイントです。

 

「料理=やれば簡単」

「誰でもやっていること」

という世間一般の思い込みから解放してくれます。

著者が「自炊力をつけたい!」と思い至ったのは、

 

  • 外食よりも安くあげたい、といった経済的な理由
  • 外食よりも健康的にいいであろう、といった栄養面からの理由

 

「料理を作らないことに罪悪感をもつ必要はない」と教えてくれる本書に励まされました。

 

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